一月からメリーレディースクリニックの院長をしております國井です。どうかよろしくお願いします。ホームページ上でもご挨拶しましたがブログではもう少し細かい話をさせていただきます。院長の雑感ですので参考程度にしていただければと思います。
そもそもお産をする場合に大きい病院を選ぶかクリニックを選ぶか悩む人も多いのではないでしょうか。「ぜひ皆さんメリーレディースクリニックにお産に来てくださーい」と言いたいところですが、自分で言うのも何ですが大きい病院での勤務経験がある私にとってやっぱりいざという時の安心感は違います。そのいざという時はめったに起きるわけではないのですが・・
ただいい事ばかりではありません。大きい病院では妊婦健診は毎回違う先生だったり、普段外来で診てくれていた先生がお産に立ち会うことがまずないのもやむを得ない事です。また、緊急の帝王切開などはクリニックの方が早くできる場合も多いです。急いで帝王切開を始めたくても手術室に他の科の緊急手術が入っていると待たされることもありますし、単純に手術室までの動線の長さが違います。ちなみにメリーは分娩室、陣痛室の向かいが手術室です。
世界に目を向けますとほとんどの国が大きい病院でのお産が主流ですが、日本では大きい病院とクリニックでのお産は現在半々くらいに分かれています。気軽に受診できるクリニックと、ハイリスクの妊婦さんを診てくれる病院、またお互いの連携によって日本の産科医療レベルは現在世界でトップクラスと言われています。実は今の日本の方法が最適解なのかもしれません。
メリーレディースクリニックの役割とは?
メリーの様なお産もできるクリニックの役割は妊娠、出産、そして育児の入り口までアットホームな雰囲気で気軽に相談できる、安心してお産ができる良質な医療を皆様に提供することだと考えます。気軽に受診、相談できる、いつも妊婦健診で診てくれていた医者がお産や帝王切開の時にも立ち会う、それだけでも大きい病院では望めない安心はないでしょうか。
新しいメリーになって早速ですが以下の事をはじめました。
- 各教室再開しました。
妊娠中、産後の各教室は諸事情により中止となっていましたが2月から再開しました。徐々に拡大していきます。教室でスタッフと話をしたり他のママさんと友達になったりすることで不安やストレスが解消することも多いです。ぜひご参加ください。詳しくはホームページをご覧ください。
- 産まれた後の赤ちゃん体重チェック、無料育児相談(子羊サロン無料受診)はじめました。
お産後のお母さんたちからよく受ける相談です。「母乳で頑張っているけどちゃんと十分足りてるのかな。まだ黄色いけど黄疸大丈夫かしら。吐き戻しは心配ないの?イライラして子育てに集中できないんだけど。ネットや周りの情報がたくさんで何が正しいのかわからなくなっちゃった。」お産の後の子育ての不安は尽きません。大きな不安が子育てへの自信や意欲を失わせることにつながります。お母さんの不安をできるだけ解消するために、当院で出産された方全員にお母さんの産後2週間健診時に赤ちゃんの体重チェックや黄疸チェック、育児不安のある方は育児相談もできる時間を設けました。受診や予約方法等は産後の入院中に担当助産師が直接お伺いしてご説明します。ぜひご利用ください。(3月以降出産の方が対象になります、詳しくはホームページをご覧ください)
患者さんへの細かいケアやサービスを通してスタッフ一同頑張っていきたいと思います。